臨終を迎えたら(3)死亡を連絡する

作成日 : 2014年12月8日  更新日 : 2014年12月8日

hankachi_nakuいよいよ臨終を迎えたときには、危篤を知らせていなかった親類や、勤務先、学校などに死亡の連絡をします。

それ以外の人への連絡は、通夜・葬儀の日程が決まってからの方が間違いありません。また、勤務先や取引先、学校関係、町内会への連絡時に「皆様によろしくお伝えください」と、最初に伝えた人に他の人への連絡を任せてしまえば、連絡が効率的にできます。

菩提寺には僧侶に連絡を入れ、都合を聞いて葬儀日程を決める上での参考にします。

死亡通知状を出すときは、文例を参考にしてください。

湯灌・遺体の処理・死化粧

医師等によって死亡が確認されたら、湯灌を行います。これは遺体を清潔に保つために行われるものです。ガーゼか脱脂綿にアルコールをしみこませ、拭き清めます。その後、遺体の処置を行います。耳・鼻・口・肛門などに脱脂綿を詰め、体内からの流出物を止めます。また目と口を閉じてあげます。

死化粧として、髪を整え生前の髪型のようにそろえてあげます。男性はヒゲはきれいに剃り、女性には薄化粧を施します。遺体の処置が終わったら、故人が好んでいた衣服などに着替えさせます。着物は左前にします。

遺体の処置は、病院なら医師や看護師、自宅なら葬儀業者がしてくれます。礼儀として近親者が手伝い場合もあります。

遺体の搬送

遺体の搬送は多くの場合、葬儀社の手配によって行われます。葬儀を依頼する業者が決まっていればそこに頼み、決まっていなければ病院と提携している業者に運んでもらいます。その際は、遺体の搬送だけの依頼か棺に遺体を納棺した状態での搬送かによって、料金が大きく変わりますので、あらかじめ概算を聞いておきましょう。

遺体が納棺されない状態で帰宅するときには、自宅にふとんを敷き、遺体がすぐに安置できるよう準備する必要があります。

納棺までを病院で済ませ、霊柩車で運ぶケースもあります。

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