生前整理をすることで部屋の中が片付き、自分の生活が楽になるなど、生前整理のメリットは様々あります。
目次
生前整理を行うメリット
- 残された人生でやりたいことが明確になる
- 相続関係を整理することができる
- 残された家族に迷惑をかける心配がなくなる
- 子供の負担が少なくなる
- 安全で健康的な生活を送ることができる など
生前整理は、残された家族だけでなく自分のためにも良いことです。
自分のことは自分でできる元気な内に、終活の一環としてされることをおすすめいたします。
生前整理のデメリット・注意点
- 労力がかかる
- 費用がかかる
労力がかかる
家族が大切にとっておいたもの、もらってきた粗品、着ない服、興味のない骨董品など、片付ける物にはいろいろありますが、ごみとして処分するのも、結構エネルギーが必要です。
負担に感じられた時は、「気が向いた時に、少しだけ片付ける」「頼めるものは、業者に任せる」「全部業者に丸投げする」などの選択肢があります。
生前整理は、基本的に長期戦になるので、ご自身のペースで気軽に取り組まれるのが良いかと思われます。
費用がかかる
生前整理には以下の様な費用がかかります。
- ごみ処理費用:ごみ袋代や、粗大ごみの処分費用
- 不用品回収費用:不用品の処分を業者に依頼される場合
- 法的な手続き費用:不動産の登記簿を書き換えるための「登録免許税」「印紙税」など
- 専門家への報酬:上の手続きを、司法書士・行政書士などに依頼した場合
- 生前整理全般のサポート費用:生前整理のアレコレを、生前整理業者に依頼する場合
生前整理、まずは何からすべき?
まずは「財産リスト」を作るとよいでしょう。
財産目録を作成することで、家族間のトラブルや相続にかかる税金が必要かどうかが分かりやすくなります。
記載する財産はプラスもマイナスも含め、お金に関わるものやお金に換えることができるものです。
記載項目の一例は以下の通りです。
プラスの財産
- 土地
- 建物
- 預貯金
- 現金
- 有価証券
- 自動車
- 美術品
- 家具
マイナスの財産
- 借金
- 未納の税金
- 債務
重要書類と一緒に所在と金額を明らかにしておくと、いざという時に家族の探す手間が省けます。
また借金も相続の対象となりますので、必ず忘れずに記載しておきましょう。
生前整理のコツは?
生前整理を始めようとすると、張り切って全部終わらせようと思いがち。
しかし、長年愛用した品や思い出のある品を片付けようとするとすぐには終わらないでしょう。
生前整理をするコツは「小さなものから少しずつ」です。
今日は写真と文房具類を片付ける、明日は財産をまとめようなどと、負担にならない範囲から始めてみましょう。
生前整理業者の選び方
生前整理は自分でできる作業と業者を利用した方がよい作業があります。
財産の整理やエンディングノートの作成などは自分で行う部分です。しかし、家のものの整理や不用品の処分は業者に任せることができます。
自分でできる部分は自分で、業者に任せられるところは任せてしまうのも賢い方法です。
失敗しない業者選びのポイント
- 見積書・領収書を提出する業者
- 自治体の許可を得ている業者
- 遺品整理業の実績がある
- 遺品整理士がいる
- 料金形態がわかりやすい・適正価格である