遺品の片付けや整理をしていて、人形やぬいぐるみの処分に困ること、ありませんか?
「ゴミとして捨てるのも気がひけるけど、場所を取ってしまうから早めになんとかしたい」「愛着があるので、捨てたくない」など、様々な思いがあると思います。
今回はそんな人形・ぬいぐるみの処分・供養方法について、ご紹介したいと思います。
目次
人形・ぬいぐるみを処分しづらいと思う理由
書類や洋服など、普段ならどんどん捨てられるという人でも、人形・ぬいぐるみの処分となったらためらってしまうこともあるのではないでしょうか。確かに、人形やぬいぐるみをゴミ箱に捨てるのは、あまりいい気持ちがしません。
古来より人形やぬいぐるみなど、ヒトや生き物をかたどったモノには「魂が宿る」という考え方が日本にはあります。ではどのように処分するのがよいでしょうか。
人形・ぬいぐるみを処分する方法
- 自治体のゴミに出す
- 寺社で供養・お焚き上げ(人形供養)をする
自治体のゴミに出す(無料)
人形・ぬいぐるみも、自治体の分別に従って捨てることはルール違反ではありません。
お住まいの自治体の分類に沿って、きちんと分別して捨てましょう。
日本人形や五月人形に関しては、ガラスケースとお人形を必ず分別するようにしましょう。
もしそのままゴミ袋に入れて捨てることに抵抗のある方は、お塩で清めたり、洗って綺麗にしたりして捨てるとよいでしょう。感謝の気持ちを持って処分することで、罪悪感も減るかもしれません。
寺社で供養・お焚き上げ(人形供養)をしてもらう(有料)
神社やお寺によっては「人形供養」として、供養をお願いすることができます。
多くの神社やお寺で行われているため、お近くの寺院にお願いできるかどうか、調べてみましょう。
お世話になっている寺院がありましたら、ご相談いただくのが良いかと思われます。
また、10月15日は日本人形協会が制定した「人形の日」であり、行事として人形の供養や「人形感謝祭」を行っているところもあるそうです。供養した証明などを受け取る事ができるところもあるそうです。
供養に必要な料金相場は、一体500円~2,000円程度だそうです。
お布施として、紙に包んで渡すのが一般的です。
人形・ぬいぐるみを捨てるのに罪悪感がある場合
- 寄付する
- リサイクルショップで売る
- フリーマーケット・バザーで売る
どうしても、捨てることに罪悪感がある場合は、以下の様な方法もございます。
寄付する(無料~有料)
寄付として人形やぬいぐるみを集めている団体に寄付することです。
寄付された人形やぬいぐるみは、福祉施設に寄付されたり、発展途上国の子どもたちに届けられたりするそうです。
多少古い人形やぬぐるみであっても、綺麗なものであれば、日本製は丈夫でしっかりしているということで、海外でも人気なようです。
リサイクルショップで売る(無料)
リサイクルショップなどに人形やぬいぐるみを買い取ってもらうこともできます。
限定品(プレミアム品)や、昔のもので状態のよい人形やぬいぐるみなど、高値が買い取ってもらえるものもあります。
複数のリサイクルショップに査定してもらうと、より高く買い取ってもらえます。
また、買い取ってほしい品がたくさんある場合は、出張で家まで買取に来てくれる場合もあります。
フリーマーケット・バザーで売る(無料)
地元のフリーマーケットで販売したりすることもできます。
また、最近ではスマホのアプリで簡単に出品できるサービスもあります。
自分に合った方法で出品してみるのがいいでしょう。
遺品の人形・ぬいぐるみを処分する方法
自分の持っている人形やぬいぐるみの場合、自分で捨てたり売ったりと判断ができますが、遺品整理や生前整理の途中で出てきた場合、判断に困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
特に遺品整理の場合、神棚や仏壇など、他にも供養しなければ捨てにくいようなものも出てきたり、処分や分類に困ってしまうことも多いでしょう。
そういった場合は、専門の業者に依頼する方法もあります。
業者の中には、人形やぬいぐるみだけでなく、供養・お焚き上げを神社やお寺と連携して行ってくれる業者もあります。また、供養品以外の遺品も一緒に処分してもらえる場合が多く、費用と時間を抑えることができます。
業者を選ぶポイント
人形やぬいぐるみの供養や遺品整理を業者に依頼する場合に何よりも大切なのは、「しっかりとした安心できる業者に依頼すること」です。
大切な人の遺品を整理するのですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくないものです。
まずは無料相談
また、料金を安くしたい・出費を抑えたいという要望もあるでしょう。
業者のほとんどが、無料相談窓口や無料見積を行っていますので、最初から1社に絞らず、複数の業者に相談&無料見積を行い、安心して任せられる業者かどうか、費用的に問題ないか、よく検討されるのがよいでしょう。
さいごに
ここまで人形・ぬいぐるみの処分方法について、様々な方法をご紹介させていただきました。
人形やぬいぐるみの処分はどうしても抵抗感が出てしまいますが、どんな処分方法にするにしても、心を込めて処分することが大切だと言えるでしょう。
故人と人形やぬいぐるみの思い出とともに、納得のいく処分をお選びください。